年間約3000万人以上の観光客が訪れ、40万人が登山するという、日本人に最も愛されている山、富士山。
その人気と美しさの裏側で、富士山はかつて「ゴミの山」といわれるほど、多くのゴミが捨てられていました。
ボランティアや山小屋の方の努力により、登山者が多く利用する五合目以降の登山道周辺ではほとんどゴミはなく
なりましたが、残念ながら、山ろくや富士五湖周辺の県道や細い林道には、公害問題や産業廃棄物などに関心の低かった昭和40年代以前に捨てられたゴミがまだまだ散在しています。
そんな富士山のゴミ問題を地域の手でなんとかしたい…富士山のふもとにある静岡県内の企業の「静岡県民の力で富士山をきれいにしよう」という想いのもと、2006年、「富士山クリーンプロジェクト」はスタートしました。
ただ単にゴミを拾うだけではなく、「楽しみながら環境活動」することも大切だと考えています。
このプロジェクトが参加者の方にとって、身近なゴミ問題、富士山そして静岡の自然環境について考えるひとつのきっかけになればと願っています