みんなの手で世界文化遺産富士山を綺麗にしよう！富士山クリーンプロジェクト since 2006

２０１０年１０月１７日（日）　参加者・・・１１３名

４回目を迎えた富士山クリーンプロジェクト。今回はこれまでで最も多くの参加者が集まりました。週間天気ではこの日だけがずっと雨模様だったのがうそのように、午前中は晴れ間も見え、涼しい秋の空が1日続きました。

清掃前後に野口さんによるお話しがあります。今回は、１０年前にこの活動をスタートさせようとしたきっかけ、拾ったゴミを廃棄するのに何万円も費用がかかった苦労話、行政や地元の方々など周りの理解を得るまでの経緯、これまで１０年間の継続より道路沿いに見える大きなゴミはほぼなくなったという喜ばしい現状・・・など、参加者の皆さんは興味深く聞き入っていました。

さて今回は、清掃前に本来の富士山の自然、「キレイな富士山の森を見てみよう！」と、西臼塚周辺の森をトレッキング。富士山クラブの隊員の方々が森の生態について話してくださり、途中、野口さんのブナの木のお話しなども交え、普段なかなかふれることのない富士山麓の自然を満喫しました。

その後、富士宮市山宮地区の森林の中を入っていき、清掃活動を１時間半。今回は軽トラック２台分のゴミを集めました。大きなものでは、テレビ、ガスコンロ、巨大な金属の骨組みのようなものから、トイレの便座にいたるまで、さらに、瓦礫やガラス、乾電池、空き缶、ビン、水道管の破片、ビニール袋・・・など、長年堆積して土に埋もれている細かいゴミは掘れば掘るほどでてきました。野口さんのことば「人間、一度見てしまうと、後には引けない」— そんな使命感のような気持ちが、協力して一生懸命ゴミを拾う皆さんの背中にみられたように思いました。

ツアーの最後には、美しくそびえる富士山が私たちを見送ってくれました。

プレス情報

「静岡新聞　１０月２０日号」に掲載

活動成果レポート