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【ふなっちゃん通信】 Vol.19 五月の富士山は観光シーズン真っ盛り!

今年のゴールデンウィークはみなさんどう過ごされましたか?海外旅行に行かれた方、大型ショッピングモールでいっぱいお買い物をされた方、遊園地やディズニーランドで楽しんだ方、家でゴロゴロできた方、いろいろいらっしゃるかと思います。

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河口湖大橋と富士山(2015年5月1日撮影)

富士山麓周辺はまさに観光シーズン突入!と言わんばかりに、連日多くの方々が富士山を眺め、カメラを構え、楽しんでいらっしゃったようです。5月はちょうどあちこちでも催し物も数多く、ここから秋の紅葉の頃までまさに観光客で溢れかえります。

特筆すべきはやはり何と言っても外国からお越しの観光客の皆さんですよね。中国、台湾、香港は大挙して押し寄せてきますし、インドネシアをはじめとする東南アジアからも非常に多くの方々がお越しです。もちろん欧米系も数多く、タブレットPC片手にWifiスポットを探しながら歩いています。今年のゴールデンウィークは、連休前に発生したネパールでの大きな地震、富士山五合目付近で発生した雪崩による通行止め、連休最初の東北新幹線の騒ぎ、九州地方での大雨など色々とありましたが、それでも富士山麓では大変にぎわったように感じました。

富士山が世界文化遺産に登録されてからというもの、国内旅行者よりも圧倒的に海外からの旅行者が富士山麓には溢れています。特に富士吉田市の新倉浅間公園は、「世界中のカメラマンが死ぬ前に訪れなければならない21の場所」に日本では京都とここ富士吉田市の2箇所のみが選出されたこともあり、3月から4月の桜の頃には連日多くのカメラマンと外国人観光客が賑やかに過ごしていました。私もこの地に住んで20年近くになりますが、あんなに朝の新倉浅間公園で外国人に話しかけられたのは今年が初めてです(笑)。

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 そしてゴールデンウィーク中に人だかりができるのは「富士芝桜まつり」もその一つです。

青木ヶ原樹海を横断する国道139号線が10km近く大渋滞するお祭りとしても有名です。芝桜まつりの会場の様子はネットを検索すれば山のように出てくるのでここでは割愛しますが、会場に行くための観光客向けシャトルバス乗り場の大混雑は、河口湖駅の一つの名物にもなりつつあります。河口湖駅では最近、日本人に会う事が始発の頃と終電の頃くらいしかありません。もちろん少し大げさに聞こえるでしょうが、本当に国際色豊かすぎて困惑するほどです。

富士山を見ているだけでも季節の変化がわかる

富士山の積雪が春に一番多いことは、昨年のこのコラムでも書かせていただきましたが(ふなっちゃん通信Vol.7参照)、富士山と雪は切っても切れない関係です。例えば有名な「赤富士」と「紅富士」の違いは富士山に雪があるかないかの違いですし、10月初旬頃には毎年初雪が観測されるので冬支度の始まりです。クリスマスが近くなると富士山の北側斜面にはヒゲの長いサンタクロースの顔のように雪が積もりますし、南側の宝永火口の西側斜面には、伝説の「雪姫」という美しい髪の長い女性が現れたりします。

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 富士山の初夏の風物「農鳥」(2015年5月1日撮影)

そして今この季節に見ることのできるのが3枚目の写真。名前は「農鳥」です。(黄色で丸く囲ってある部分です)

積雪の最も多い春を過ぎたいわゆる「なごり雪」ですが、富士山の北側斜面、標高3000m付近に出てくる鳥の形の残雪です。この農鳥が現れると農作業の開始の頃であると言われることもあり、まさに春から初夏の風物詩です。

毎年現れる形が違うんですよ、この鳥。ある年は小さなヒヨコみたいに可愛らしく出てくるし、ある年はまさに鳳凰が大きく翼を広げているような姿で現れます。もちろん地形が毎年のように変わっているわけではありません。積雪の量はもちろん、雪の飛ばされ方や解け方など様々な条件によってその姿が違うんですね。昔の方々はこの農鳥の姿の様子や出現の頃によって、作物の豊凶を占っていたりしたそうです。特に真冬に農鳥が出るとあまり良くないらしく、不作の年だと言われています。一例を挙げると、2003年1月に、真冬ながらも農鳥が出現しました。その年は10年ぶりの冷夏で作物にはかなり影響があったそうです。ちなみに農鳥を見ることができる山梨県の米の作況指数は97(やや不良)で、全国的にも冷夏に見舞われたこともあり全国的にも不作だったようです。

2015年は…みなさんにはどのように見えますか?私には…鳩サブレかな(笑)

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